Aくんは、午前8時に家をでて、1600m離れた中学校へ向かった。はじめに毎分80mの速さで歩いていたが、途中から毎分240mの速さで走ったところ、午前8時16分に中学校へついた .
Aくんが歩いた道のりと走った道のりをそれぞれ求めなさい。
という問題が全然イメージが湧きません。どうやって解けばいいのか教えてください。
速度の問題が苦手です
フォーラムルール
新規投稿は質問のみとさせていただきます。
新規投稿は質問のみとさせていただきます。
【回答】速度の問題が苦手です
まずは問題を解く前に必要な知識を復習しておきましょう。
速さと時間から道のりを求める式は次のとおりです。
ここでは分速とメートルで単位を表します。
\begin{equation}
速さ(m/分)\times時間(分)=道のり(m)
\end{equation}
また、今回の問題は文章だけ見ていてもよくわからないので、図にしてみましょう。添付1を見てください。
途中からスピードが変わる点に要注意です。
いま求めたいのは、「歩いた道のり」と「走った道のり」です。
解き方の方針としては、まずは歩いた道のりをx(m)、走った道のりをy(m)とおいてみましょう。
求めたいものを文字で置くのが中学数学の基本です。
そして、xとyの関係式を2個作ることができれば、あとは連立方程式で解けそうですよね。
では式を作っていきましょう。まずは全体の道のりが1600(m)ですので、以下の式が成り立ちます。
\begin{equation}
x+y=1600・・・①
\end{equation}
あと使っていないヒントは8時に出て8時16分に到着したということです。
このヒントを使おうと思ったら、歩いた時間と走った時間の合計が16分という式を求めないといけません。
ではまず歩いた時間をxを使って求めてみましょう。
\begin{equation}
80(m/分)\times歩いた時間(分)=x(m)
\end{equation}
\begin{equation}
歩いた時間(分)=\frac{x}{80}
\end{equation}
また、走った時間も同じように考えると次のようになります。
\begin{equation}
240(m/分)\times走った時間(分)=y(m)
\end{equation}
\begin{equation}
走った時間(分)=\frac{y}{240}
\end{equation}
よって、歩いた時間と走った時間の合計は次のような関係式なります。
\begin{equation}
\frac{x}{80}+\frac{y}{240}=16・・・②
\end{equation}
したがって、①と②の2つの式から連立方程式を解いて、xとyを求められます。
\begin{equation}
x+y=1600・・・①
\end{equation}
\begin{equation}
\frac{x}{80}+\frac{y}{240}=16・・・②
\end{equation}
見やすくするため②の両辺に240をかけます。
\begin{equation}
240\times(\frac{x}{80}+\frac{y}{240})=240\times16
\end{equation}
\begin{equation}
3x+y=3840
\end{equation}
この式のyに①を代入しましょう。
\begin{equation}
3x+1600-x=3840
\end{equation}
\begin{equation}
2x=2240
\end{equation}
\begin{equation}
x=1120
\end{equation}
これを①の式に代入してyを求めます。
\begin{equation}
1120+y=1600
\end{equation}
\begin{equation}
y=480
\end{equation}
よって、答えは次の通りになります。
\begin{equation}
歩いた道のり:1120(m)、走った道のり:480(m)
\end{equation}
図にすると添付2のようになります。
速さと時間から道のりを求める式は次のとおりです。
ここでは分速とメートルで単位を表します。
\begin{equation}
速さ(m/分)\times時間(分)=道のり(m)
\end{equation}
また、今回の問題は文章だけ見ていてもよくわからないので、図にしてみましょう。添付1を見てください。
途中からスピードが変わる点に要注意です。
いま求めたいのは、「歩いた道のり」と「走った道のり」です。
解き方の方針としては、まずは歩いた道のりをx(m)、走った道のりをy(m)とおいてみましょう。
求めたいものを文字で置くのが中学数学の基本です。
そして、xとyの関係式を2個作ることができれば、あとは連立方程式で解けそうですよね。
では式を作っていきましょう。まずは全体の道のりが1600(m)ですので、以下の式が成り立ちます。
\begin{equation}
x+y=1600・・・①
\end{equation}
あと使っていないヒントは8時に出て8時16分に到着したということです。
このヒントを使おうと思ったら、歩いた時間と走った時間の合計が16分という式を求めないといけません。
ではまず歩いた時間をxを使って求めてみましょう。
\begin{equation}
80(m/分)\times歩いた時間(分)=x(m)
\end{equation}
\begin{equation}
歩いた時間(分)=\frac{x}{80}
\end{equation}
また、走った時間も同じように考えると次のようになります。
\begin{equation}
240(m/分)\times走った時間(分)=y(m)
\end{equation}
\begin{equation}
走った時間(分)=\frac{y}{240}
\end{equation}
よって、歩いた時間と走った時間の合計は次のような関係式なります。
\begin{equation}
\frac{x}{80}+\frac{y}{240}=16・・・②
\end{equation}
したがって、①と②の2つの式から連立方程式を解いて、xとyを求められます。
\begin{equation}
x+y=1600・・・①
\end{equation}
\begin{equation}
\frac{x}{80}+\frac{y}{240}=16・・・②
\end{equation}
見やすくするため②の両辺に240をかけます。
\begin{equation}
240\times(\frac{x}{80}+\frac{y}{240})=240\times16
\end{equation}
\begin{equation}
3x+y=3840
\end{equation}
この式のyに①を代入しましょう。
\begin{equation}
3x+1600-x=3840
\end{equation}
\begin{equation}
2x=2240
\end{equation}
\begin{equation}
x=1120
\end{equation}
これを①の式に代入してyを求めます。
\begin{equation}
1120+y=1600
\end{equation}
\begin{equation}
y=480
\end{equation}
よって、答えは次の通りになります。
\begin{equation}
歩いた道のり:1120(m)、走った道のり:480(m)
\end{equation}
図にすると添付2のようになります。
- 添付ファイル
-
- 答え.001.png (627.17 KiB) 閲覧された回数 433 回
-
- 答え.002.png (950.85 KiB) 閲覧された回数 433 回