nを自然数とするとき、すべての正の数xに対して、
logx+a/x^n>0が成り立つための実数aの範囲をnを用いて表せ。
この問題分かりやすく教えて下さい。お願いします。
微分と証明の複合問題
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Re: 微分と証明の複合問題
^は累乗を表します。
まずはf(x)=logx+a/x^nとおいてやります。
お約束のグラフを書きます。そのために微分します。
f’=1/x-na/x^(n+1)=(x^n-na)/x^(n+1)
よってx=(na)^(1/n)のときに極値を取る
このときaが負の場合は満たすxが存在しないので、極値はとらないことになる。f’は常に正なので単調増加となります。f(1)=a<0にてf(x)>0を満たさない。
よって0<x<(na)^1/nのときは減少、(na)^1/n<xのときは増加となる。
よってx=(na)^1/nの時に極小かつ最少をとる。
このときf(x)=(logna+1)/nなので
logna+1が常に正ならば条件を満たすことになる。
よって解答はa>1/neとなります。
次にf(x)を-x^nlogxとして解きましょう。この方がエレガントっぽいですね。
つまり与えられた式にx^nをかけてしまってから解く方法です。
f(x)<aを満たすように条件を求めればよいことになります。
同じようにグラフを書きます。
微分します。
f’=-x^(n-1)(nlogx+1)となり
x=e(-1/n)のときにf’=0となる。これより小さいときは正、大きいときは負。よってf(x)はx=e(-1/n)のときに極大かつ最大をとる。このときのf(x)=1/neとなる。
よって解答はa>1/neとなります。
結局は微分してグラフを書くっていう問題です。この手の問題は私もたくさん解きましたし、幅広く問題として出されます。確実にできるようにしておきましょう。
まずはf(x)=logx+a/x^nとおいてやります。
お約束のグラフを書きます。そのために微分します。
f’=1/x-na/x^(n+1)=(x^n-na)/x^(n+1)
よってx=(na)^(1/n)のときに極値を取る
このときaが負の場合は満たすxが存在しないので、極値はとらないことになる。f’は常に正なので単調増加となります。f(1)=a<0にてf(x)>0を満たさない。
よって0<x<(na)^1/nのときは減少、(na)^1/n<xのときは増加となる。
よってx=(na)^1/nの時に極小かつ最少をとる。
このときf(x)=(logna+1)/nなので
logna+1が常に正ならば条件を満たすことになる。
よって解答はa>1/neとなります。
次にf(x)を-x^nlogxとして解きましょう。この方がエレガントっぽいですね。
つまり与えられた式にx^nをかけてしまってから解く方法です。
f(x)<aを満たすように条件を求めればよいことになります。
同じようにグラフを書きます。
微分します。
f’=-x^(n-1)(nlogx+1)となり
x=e(-1/n)のときにf’=0となる。これより小さいときは正、大きいときは負。よってf(x)はx=e(-1/n)のときに極大かつ最大をとる。このときのf(x)=1/neとなる。
よって解答はa>1/neとなります。
結局は微分してグラフを書くっていう問題です。この手の問題は私もたくさん解きましたし、幅広く問題として出されます。確実にできるようにしておきましょう。